サステナビリティ

Drive Sustainability.

金融資本市場を通じて、真に豊かな社会の創造に貢献すること。
1925年の創立以来、変わらない野村グループの使命です。

気候変動や社会的格差の拡大等、環境・社会課題が深刻化するなかで、日本の金融界を牽引してきた野村グループに求められているものは何か。
それは、本業を通じて持続可能な社会の構築に資すること。そして、さらなる成長を目指して自らの殻を破り、
幅広いステークホルダーとのパートナーシップで、さまざまな社会課題の解決へとつなげる力(ちから)を高めることです。

この想いのもと、野村グループはサステナブルな社会の実現に向けた歩みを加速していきます。
Drive Sustainability.

野村バブコックアンドブラウンにおけるSDGsへの取り組み

NBBは航空機に特化したオペレーティング・リース事業を行っていますが、航空機は経済耐用年数が長いうえ、中古機市場が確立され、エンジンや機体などの部品の再利用が進んでいます。リデュース、リユース、リサイクルの「3R」が事業の中核にある航空機リース事業はまさに、持続可能な循環型ビジネスそのものといえます。NBBでは、3つの重点課題(マテリアリティ)を設定し、SDGsの17の目標のうち8つを注力項目としています。

3つの重点課題

1.脱炭素・循環型社会への貢献

  • 環境負荷の少ない最新鋭機材の導入などを通じた航空業界の環境負荷低減への貢献
  • バイオ燃料、再生可能エネルギーへの取り組み支援
7.エネルギーをみんなに そしてクリーンに
13.気候変動に具体的な対策を

2.デジタルフォーメーション(DX)を通じたイノベーションの推進

  • DXの推進を通じた産業の活性化、新事業の創出などの取り組み
  • DXの取り組みを通じた部門間、企業間の壁を越えたパートナーシップ構築
9.産業と技術革新の基盤をつくろう
17.パートナーシップで目標を達成しよう

3.人材育成と豊かな職場環境の醸成

  • 研修制度の拡充など、人材力強化につながる職場環境の整備
  • 女性や、シニアの活躍推進、および誰もがよりよい未来に向けて活躍できる機会の創出
  • 業務効率化と多様な働き方の実現を通した働きがいへの貢献
3.すべての人に健康と福祉を
5.ジェンダー平等を実現しよう
8.働きがいも経済成長も
16.平和と公正をすべての人に

NBBは、SDGsへの取り組みを通じて、積極的に未来に貢献するとともに、自らの新たな成長を実現するため、社会課題の解決に寄与するビジネスを推進していきます。

具体的な取り組み

IBERIA EETC

NBBでは、2022年にスペインのイベリア航空向けに、A350×2機 、A320neo×3機の計5機の最新鋭の航空機を対象としたオペレーティング・リース取引(EETC案件)を手掛けました。本案件では、イベリア航空が目標とする排出基準をクリアできなかった場合、一定のペナルティを負うことを定めたESG条項が大きな特徴となっています。NBBでこの案件を手掛けることは、燃費効率に優れた最新鋭機材への投資を通じた環境負荷低減への貢献に加え、ESG投資に関連する商品の販売を通じた持続可能な社会の実現に繋がるものと考えています。本案件は、私募では初となるESG条項付きEETCであることに加え、案件のローンチがロシアのウクライナ侵略の直後の混乱にも拘わらず予定通り実現できたことが国際的に高い評価を得て、航空情報ベンダーのIshkaより2022 Deal of the YearのBest Capital Markets Deal 2022を受賞しました。なおNBB自身も、案件におけるエクイティプロバイダーとして、この賞にクレジットされています。

IBERIA EETC

2023年も「PRIDE指標」にて最高位「ゴールド」を受賞

NBBは、野村グループの、「新たな価値を生み出すために、多様性を尊重し、組織や立場を超えて協働する」という企業理念を共有し、社会課題の解決を通じた持続的成長を実現するため、ダイバーシティ、エクイティ&インクルージョン(DEI)を推進しています。このたび、職場におけるLGBTQ+への取組みの評価指標である「PRIDE指標2023」におけるすべての項目で基準を満たすと評価され、最高位の「ゴールド」を受賞しました。2022年に引き続き2年連続の受賞となります。NBBは今後も、LGBTQ+を含む多様なバックグラウンドを持つ社員が、安心してやりがいを持って働くことができる職場風土を醸成し、すべての人が安心して暮らしていくことができる社会の創造に貢献していきます。

PRIDE指標
  • PRIDE指標は、Policy(行動宣言)、Representation(当事者コミュニティ)、Inspiration(啓発活動)、Development(人事制度・プログラム)、Engagement/Empowerment(社会貢献・渉外活動)の5指標について評価項目を設定し、企業の取組みを評価したものです。